こんにちは。天野佑海です。自著、暗黒官能極道BL小説「デビル・クロニクル」の舞台を、写真と共に紹介して行こうと思います。
匂いや雰囲気が知りたくて、物語の舞台となる場所には執筆前にできる限り足を運ぶようにしております。「あ~、ここであんなことがあったのかもしれないなあ」とか「あ~、ここであんなことを考えていたのかもしれないなあ」とか。まあ、ずっとパソコンの前に座りっぱなしという生活はとても不健康なので、健康維持も兼ねていました(笑)あっ、でも都合で行けなかった場所もありますよ。
まずは、ヤクザの父を抗争で無くした主人公──降魔千優が、孤児として9歳~14歳までを過ごした児童養護施設「やまゆりの家」(第1巻・第4罪)から。
「やまゆりの家」のモデルとなった施設は特にありません。ただ、やまゆりの家から鎌倉の海が一望できたら素敵だなあ」と思い、「湘南の海が一望できる山の中腹」と設定しました。こんな感じの景色。
これは鎌倉の長谷寺の見晴台から実際に私が撮った写真です。目の前に見えるのは由比ヶ浜。加藤尚弥と喧嘩して春山先生に叩かれた千優は、雨の中、あの海を目指したんでしょうね。
ちなみに由比ヶ浜は、映画「シン・ゴジラ」でゴジラが再上陸した「あの」海岸です。恐いですね~(笑)
長谷寺はとても美しく、見所が多いお寺でした。
湘南は海岸線のすぐ手前まで山が迫っていて、丁度、海と山の境界に江ノ電や道路が敷かれています。物語的には哀しいエピソード満載の地ですが、海も山もある鎌倉って本当に贅沢な場所ですよね。
そして「やまゆりの家」のエピソードで忘れてならないのは、 神奈川県の県花であるヤマユリ。やまゆりの家の周囲には野性のヤマユリが群生していました(たぶん)。施設長の春山先生が大好きだった花です。
千優は施設を去る際、先生が大好きなヤマユリを一輪摘んで、そっと彼女の部屋の窓の下に置いてくるんですね。あのシーンは号泣しながら書いていました。今だに何回読んでも泣けてきます。まあ元々涙もろい性格なんです。残念ながら6月に開花するヤマユリの写真は撮れませんでした。
次回は、第1巻「ヤクザの仔」の舞台②湘南・由比ヶ浜~稲村ヶ崎~七里ヶ浜編をお送りします(`・ω・´)
暗黒官能極道BL小説「デビル・クロニクル」第1巻「ヤクザの仔」
宜しくお願い致します。
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