第3巻「恥虐の贄」

隼斗を誘き出す人質として拉致されてしまった千優。拷問を繰り返し受けるだけで無く、更に妹まで人質に取られ、屈辱的な行為を強いられる。極限状態に陥った千優の耳元で〝悪魔〟がソッと囁いた。「もう楽になれよ」──と。淫らな獣達がまぐわうサバトの饗宴。

あらすじ

千優は長期間に及んだ凄惨なイジメと虐待のため、PTSDを患っていた。更に、失った記憶を取り戻そうとするたび、激しい頭痛や鼻血など、酷い発作に襲われた。千優の傷ついた心と身体を癒やすため、隼斗は全身全霊を傾ける。
雨の夜、二人は激しく求め合い、五分と五分の兄弟盃を交わす。だがその夜、千優は何者かに拉致されてしまう。隼斗を誘き出すための人質として──。
拷問を繰り返し受け、更に自身の妹まで人質に取られ、屈辱的なレイプ動画を撮られるはめになる。

肉体は蹂躙されても魂まではと、千優は懸命に耐え続けたが、極限状態に陥った千優の耳元で〝悪魔〟はソッと囁いた──「もう楽になれよ」と。
ビデオカメラのレンズの前で、シャブセックスの被虐に恍惚と酔い痴れる千優と、千優の青い肉体を貪る男達。
だが、千優の身柄を攫うべく、新たな勢力が現れる。
自らの存在が再び隼斗を脅かすことを怖れた千優は、躊躇することなく自身の頭に拳銃を突き付けるのだが──。