きっかけは父の意外な一言

「仁義なき戦い」のワンシーン

はじめまして。天野佑海(アマノユウ)と申します。
大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーランスのDTPデザイナーをしておりました。
今は病気療養の為、細々と隠居生活を送っております。
まずは「デビル・クロニクル」を書こうと思うに至った経緯などを。

極道BL小説:「仁義なき戦い」
「仁義なき戦い」

 2015年9月、山口組の分裂を報じるテレビのワイドショーを実家の父と見ていた時でした。
 その時、私はすでに韓流・華流のノワール映画、深作欣二監督の「仁義なき戦い」やVシネマのファンでしたが、それはあくまでフィクションにおけるヤクザのファンなのであって、当たり前ですがリアルヤクザの知り合いなど一人もいません。二十代の頃にヤクザ絡みの恐い経験をしたこともあって(笑)できれば知り合いにもなりたくありません。

「へー。山口組、分裂したんだって。ねえ、お父さんにヤクザの知り合いいる?」

 私はありきたりな世間話のつもりだったのに、父の答えは吃驚するような内容でした。

「おまえの爺ちゃんの葬式は亀山(仮)さんとこの鶴川(仮)さんが仕切ってくれたぞ」
「え!?!?」

極道BL小説:兄と妹

 私は驚きました。
 亀山(仮)さんとはその地域で一番大きな組の組長だし、鶴川(仮)さんはその組の幹部で、二次団体の組長だったからです。
ライトなヤクザフリークの私にはすぐ分かりました。
(我が家とヤクザに一体どんな関係が!?!?)
その父の一言が全ての始まりとなりました。



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暗黒官能極道BL小説「デビル・クロニクル」の作者・天野佑海(アマノユウ)です。こちらのブログでは、本作の背景やその他エピソードをご覧いただけます。書籍と合わせてみると一層楽しんでいただけると思います。お気軽にコメントをどうぞ。よろしくお願いいたします。